残暑の頭皮のかゆみ、真夏と同じケアのままではありませんか|宇美町HARUの頭皮ケア
8月の終わりになって、また頭皮がかゆい。じつは真夏のかゆみとは種類が違うかもしれません。宇美町の頭皮ケアサロンHARUが、残暑のかゆみとニオイが起こる仕組みと、9月に向けた洗い方・乾かし方の切り替えをお伝えします。
8月も終わりに近づきました。暑さはまだ続いているのに、頭皮のかゆみの出方が、夏の初めとは変わってきた。夕方になると、髪をまとめた首すじのあたりがにおう気がする。
8月の終わりは、こうしたご相談がいちばん増える時期です。「真夏を乗り切ったのに、どうして今なんでしょう」とおっしゃる方が本当に多い。けれど、これには理由があります。残暑のかゆみは、真夏のかゆみと原因が入れ替わっていることが少なくないのです。
真夏は、汗と皮脂が主役でした。いまは、日ざしと冷房を浴び続けた頭皮そのものが弱っているところに、真夏のままの洗い方が重なっています。同じ「かゆい」でも、やるべきことは逆になることがあります。
この記事では、残暑のかゆみとニオイが起こる仕組みと、9月に向けて1週間で切り替えたい洗い方・乾かし方をお伝えします。
8月の終わりのかゆみは、真夏とは種類が違う

まず、真夏のかゆみを思い出してみてください。汗をかいた直後、蒸れて、むずむずする。洗うとすっきりする。これが7月から8月の前半にかけて、多くの方が感じていたかゆみです。汗と皮脂が頭皮に残り、そこに雑菌が増えることで起こります。
ところが8月の終わりになると、洗ったあとにかゆい、乾かしたあとにむずむずするという声が増えてきます。これは、汗の話だけでは説明がつきません。
理由は、この2か月ちかく、頭皮がずっと外からの負担を受け続けてきたからです。強い日ざし、汗をかいては乾く繰り返し、冷房の風、そして暑さによる寝不足。頭皮を守っている表面のうるおいの膜が、少しずつ削られている状態です。
うるおいの膜が薄くなると、頭皮は外からの刺激に反応しやすくなります。シャンプーの洗浄成分、すすぎ残し、ドライヤーの熱、汗そのもの。真夏なら平気だったものが、いまは刺激になるのです。
さらにやっかいなのが、かゆいから洗う、洗うともっと乾く、という繰り返しに入りやすいこと。ご本人はきちんとケアしているつもりなのに、頭皮の側から見ると、負担が増えていきます。この時期のかゆみは、清潔さが足りないのではなく、守るものが足りないという形で起きていることが多いのです。
真夏の汗と皮脂によるかゆみ・ニオイの仕組みそのものは、夏の頭皮の「ニオイ」と「かゆみ」、がまんしていませんかでくわしくお伝えしました。あわせて読んでいただくと、いまの季節との違いがはっきりします。
💡 豆知識 真夏のかゆみは「汗と皮脂がたまって起きる」もの、残暑のかゆみは「守る力が減って起きる」もの。同じかゆみでも、真夏は落とすケア、残暑は守るケアへと重心が移ります。
汗が減っているのに、洗い方は真夏のまま

8月の終わりの頭皮に、いちばんよく起きているつまずきがこれです。汗の量は少しずつ減っているのに、洗い方だけが真夏のまま残っている。
真夏のあいだ、こんなふうにされていませんでしたか。
- シャンプーを2回している。 汗をかいた日は、たしかに2回洗いが役に立ちます。ただ、汗が減ってきた時期にそのまま続けると、必要な皮脂まで持っていかれます。
- さっぱりするタイプのシャンプーを使っている。 メントール入りや、清涼感の強いものです。すっきりしますが、うるおいが減った頭皮にはしみることがあります。
- 1日に2回洗っている。 朝と夜、あるいは帰宅後とお風呂で。回数が増えるほど、頭皮の表面はリセットされ続けます。
- 爪を立てて、しっかりこすっている。 かゆいところをかくように洗うと、その場は気持ちがいいのですが、表面に細かい傷がついて、次のかゆみを呼びます。
どれも真夏には理由のあった習慣です。問題は、季節が動いても習慣だけが残ることです。
切り替えの目安は、汗をかいた日は2回、そうでない日は1回。この判断を毎日していただくだけで、頭皮の負担はずいぶん変わります。「毎日決めた回数」ではなく、その日の汗の量で決めるようにしてみてください。
洗浄力の強さも見直しどきです。清涼感で選んでいたものは、9月に入る前に、アミノ酸系などの穏やかなタイプへ戻していきましょう。すぐに買い替えなくても、使う量をポンプ1回分減らすだけでも違いが出ます。
そしてお湯の温度です。夏のあいだ、ぬるめで洗っていた方も、日がたつうちに、いつのまにか温度が戻っていることがあります。38度前後を目安にしてください。熱いお湯は、その瞬間はかゆみが引いたように感じますが、うるおいをいちばん奪います。かゆいときほど、ぬるくです。
洗う時間とすすぎ方の基本は、シャンプーのすすぎ、何秒かけていますか?にまとめています。残暑の時期は、洗う時間よりすすぐ時間を長くとるのが正解です。
日ざしと冷房の「あと」が、いま出てくる

もうひとつ、この時期ならではの事情があります。夏に受けた負担は、受けたその日ではなく、少し遅れて表に出てくるということです。
頭のてっぺんは、お顔よりも日ざしを浴びています。分け目の地肌は、日焼け止めもぼうしも届きにくい場所です。7月から8月にかけて浴びた紫外線は、頭皮のうるおいを保つ力を静かに削っていきます。日焼けあとの頭皮と髪の立て直しについては、日焼けしたあとの頭皮と髪、そのままにしていませんかでお伝えしました。
冷房もあなどれません。エアコンの効いた部屋は、思っている以上に空気が乾いています。長い時間そこにいると、お肌だけでなく頭皮の水分も少しずつ逃げていきます。夏のあいだ、お顔のかさつきを感じていた方は、頭皮でも同じことが起きていると考えてください。この話はエアコンの部屋で起きている、頭皮とお肌の「内側の乾燥」にくわしく書いています。
そこへ、夏の疲れが重なります。寝苦しい夜が続き、食事もそうめんや冷たいもので済ませがちだった方は多いはずです。からだの調子は、頭皮にいちばん出やすい場所のひとつです。
ここで知っておいていただきたいのが、かゆみとニオイは、じつは同じところから来ているということです。うるおいの膜が減ると、頭皮は足りない分を補おうとして皮脂を出します。その皮脂が空気に触れて変わっていくとき、あの独特のにおいが生まれます。つまり、乾いているのに、においが強くなることがあるのです。
「においが気になるから、もっとしっかり洗う」。この選択が裏目に出るのが、まさにこの時期です。落とすほど、補おうとして出る。ニオイが気になるときこそ、洗いすぎていないかを先に疑ってください。
🌿 今日のワンポイント 夕方のにおいが気になる日は、洗う回数を増やすのではなく、朝、乾いたタオルで頭皮の汗をこまめに押さえるほうが効きます。汗そのものはにおいませんが、時間がたつとにおいに変わります。
残暑の1週間で切り替える、洗い方と乾かし方

では、具体的に何を変えるか。今日から1週間で試していただきたいことを、4つにしぼってお伝えします。全部を一度にやろうとしないでください。上から順に、できるものだけで大丈夫です。
- 予洗いを長くする。 シャンプーをつける前に、お湯だけで1分ほど流します。これだけで汚れの大半は落ちます。シャンプーの量を減らせるので、頭皮の負担が下がります。
- シャンプーは手のひらで泡立ててからのせる。 原液を直接、地肌につけないことです。泡にしてからのせると、少ない量で全体に届き、すすぎも早く終わります。
- 洗うのは指の腹で、動かすのは頭皮ごと。 爪を立てず、指を地肌に置いて、皮膚ごと小さく動かすイメージです。こすらないので、かゆみを呼びません。
- すすぎは、洗った時間の倍かける。 残暑のかゆみで多いのが、すすぎ残しです。とくに耳のうしろ、えりあし、後頭部の下のほう。ここは自分では見えず、手も届きにくいので、意識して流してください。
そして、乾かし方です。ここを変えると、翌朝のかゆみが変わります。
お風呂上がりは、まずタオルで頭皮の水分を押さえて取ること。髪をこするのではなく、指のあいだにタオルをはさんで、地肌に押し当てます。この一手間で、ドライヤーの時間が短くなります。
ドライヤーは、根元から、20センチ以上離して。同じところに当て続けず、常に動かしてください。熱を感じたら、その時点で近すぎます。乾かす順番については毛先ばかり乾かしていませんか?にまとめました。根元が乾けば、毛先は少し残っていて構いません。
自然乾燥だけは、この時期こそ避けてください。濡れた頭皮は、雑菌がいちばん増えやすい状態です。夜のうちに乾かしきることが、翌日のにおいを遠ざけます。枕まわりの環境については枕とシーツ、髪と頭皮のためにできることもご参考になさってください。
最後に、かゆいときの応急の手当です。冷やしたタオルを、かゆいところに当てて数十秒。かくよりずっと落ち着きます。かいてしまうと、そのあとにまたかゆくなる仕組みが始まってしまいます。
かゆみが続くとき、頭皮の上で起きていること

ここまでのことを1週間続けても落ち着かない場合、頭皮の上ではもう少し込み入ったことが起きているかもしれません。
たとえば、乾いてはがれた古い角質が、毛穴のまわりに残っている状態。白いふけのように見えることもあれば、見た目にはほとんど分からないこともあります。ご自分の目では確認しづらいところです。
あるいは、皮脂が毛穴の中で固まっていることもあります。夏のあいだに出た皮脂が、洗いきれずに残り、酸素に触れて変わったものです。これは指の力では取れません。無理にかき出そうとすると、頭皮を傷めます。
HARUでは、マイクロスコープで頭皮をご一緒に見るところから始めます。画面に映してお見せするので、「かゆい」という感覚が、目に見える状態として分かります。ご自分の頭皮を見たことがある方は、意外なほど少ないのです。
そのうえで、いまの頭皮に合う洗い方を、その場でお話しします。使っているシャンプーを変えたほうがいい方もいれば、量と回数を整えるだけで足りる方もいます。同じかゆみでも、答えは人によって違います。
そして、忘れずにお伝えしておきたいことがあります。これから生えてくる髪は、いまの頭皮から出てきます。9月から10月にかけては、夏の負担が抜け毛という形で出やすい季節です。この話は夏のダメージが、秋の抜け毛に変わる前にでお伝えしました。いま頭皮を整えておくことは、そのまま秋の備えになります。
なお、かゆみに加えて、赤み・じくじく・強い痛み・広い範囲のふけがある場合は、サロンのケアではなく皮膚科でご相談ください。美容室でできることと、お医者さまにお願いすることの線引きは、はっきりさせておきたいところです。
この記事のまとめ
- 残暑のかゆみは、汗よりうるおい不足が原因のことが多い
- 真夏の洗い方(2回洗い・清涼感・熱いお湯)をそのまま続けると悪循環になる
- においが気になるときこそ、洗いすぎていないかを先に疑う
- 変えるのは4つだけ。予洗いを長く、泡でのせる、指の腹で洗う、すすぎは倍
- 濡れたまま寝ない。根元から乾かして、夜のうちに乾かしきる
まずは1回、頭皮の状態を見てみる

かゆみやにおいは、人に相談しづらいお悩みです。だからこそ、ひとりで長く抱えている方が多いのだと思います。
¥1,000の頭皮診断+カウンセリング+ヘッドスパ(60分)は、いまの状態を知るための入口です。マイクロスコープで頭皮をご一緒に見ながら、この夏に何が起きていたのかを確かめて、あなたの生活のなかで続けられるケアをお話しします。施術への移行を強要することは一切ございません。
夏のあいだ、お肌のほうも気になっていたという方は、同じ日にまとめて整える同日ケアという選び方もあります。頭皮のケアについては頭皮ケアのページもあわせてご覧ください。宇美町・糟屋郡から通いやすい、完全予約制のプライベートサロンです。
※ 美容室HARUは美容を目的としたサロンであり、医療機関ではありません。医療行為や特定の変化を保証するものではなく、感じ方には個人差があります。


