お顔のもたつきが気になったら、まず頭を触ってみてください|「一枚の皮」の確かめ方
スキンケアを重ねても、お顔の印象がすっきりしない。その理由は頭皮にあるかもしれません。宇美町のHARUが、頭と顔が一枚の皮でつながっていることを手で確かめる方法と、おうちでできる3分の頭皮ほぐしをお伝えします。
化粧水を変えてみた。美容液を足してみた。マッサージも動画を見ながらやってみた。それでも、鏡に映るお顔の印象が、なんとなくすっきりしない。
こうしてお顔にばかり手をかけている方に、HARUではよくこうお願いします。「一度、頭のてっぺんを触ってみていただけますか」。
そして、ご自分の頭皮の動かなさに驚かれる方が、本当に多いのです。お顔の皮膚と頭の皮膚は、切れ目なく一枚でつながっています。上のほうがこわばっていれば、下のほうがどうなるかは、想像していただけると思います。
理屈のところは以前頭皮を整えると、なぜ“顔の印象”まで変わるの?でお伝えしました。この記事では、その続きとして、ご自分の手で確かめる方法と、おうちでできる3分のほぐし方をお伝えします。
お顔のお手入れを増やしても、届かないところがある

40代を過ぎたころから、お顔のお手入れの品数が増えていく。これは、とてもよくあることです。気になるところがあると、そこに何かを足したくなるのが自然だからです。
けれど、少しだけ視点を変えてみてください。お顔だけを見ていると、お顔にしか手が届きません。
頭のてっぺんから、おでこ、目もと、ほお、あご。この皮膚は、途中で切り替わっているわけではありません。一枚の布のようにつながっていて、上から下へ、たえず引っぱり合っています。布の上のほうをつまんで持ち上げれば下も上がりますし、上のほうがこわばって縮めば、下は行き場をなくします。
面積で見ると、この関係はもっとはっきりします。頭皮は、お顔よりも広いのです。上にある広い部分を、そのままにしてお顔だけを整えるというのは、考えてみると少しもったいない話です。
もうひとつ、頭皮とお顔には大きな違いがあります。お顔の皮膚の下には脂肪の層がありますが、頭皮の下はすぐ骨です。クッションがほとんどないぶん、こわばりがそのまま張りついたように残ります。そして髪に隠れているので、自分で気づく機会がありません。
この記事では、その気づきにくい部分を、鏡と手だけで確かめる方法をお伝えします。
💡 豆知識 頭皮とお顔の皮膚は、一枚でつながっているだけでなく、厚みも硬さも場所ごとに違います。だからこそ、お顔と同じ感覚で触っても、頭皮の変化には気づきにくいのです。
手で確かめる、3つのセルフチェック

道具はいりません。鏡の前で、10秒ずつです。お風呂上がりの、髪が乾いたあとがいちばん分かりやすいと思います。
- てっぺんを動かしてみる。 両手の指の腹を、頭のてっぺんに置きます。そのまま、指を滑らせずに、皮膚ごと前後に動かしてください。1センチほど動けば十分です。ほとんど動かない、指が滑るだけ、という方は、こわばりが進んでいます。
- こめかみと耳の上を押してみる。 耳の上あたりに指を当てて、軽く円を描きます。ここは食いしばりの影響が出やすい場所です。押して痛気持ちいいを通り越して、ずんと痛むようなら、かなりかたくなっています。
- 左右をくらべてみる。 同じ動きを、右と左でやってみてください。動きやすさが違うことが多いはずです。かむ癖、寝るときの向き、かばんを持つ肩。日々の偏りが、頭皮の左右差として出てきます。
いかがでしたか。ここで「思ったより動かなかった」と感じても、心配なさらないでください。ほとんどの方が、最初はそうです。動かないことが分かったのは、良いことです。
もうひとつ、鏡でできる確かめ方があります。手のひらの下のほう(手首に近いところ)を、こめかみに当てて、斜め上へ軽く引き上げてみてください。強く引っぱる必要はありません。そのときのお顔の印象を覚えておいて、手を離します。
引き上げたときのほうが、目もとや口もとが軽く見えたなら、上の皮膚のこわばりが、下の印象に関わっているという証拠です。頭皮を整えたときに変わっていくのは、まさにこの部分です。
チェックは、月に1回でじゅうぶんです。毎日やるものではありません。季節が変わったとき、疲れがたまっていると感じたときに思い出してくださるくらいで、ちょうどよいと思います。
頭皮がかたくなる、毎日の理由

なぜ、頭皮はかたくなるのでしょうか。年齢だけの話ではありません。毎日の暮らしのなかに、はっきりした理由があります。
- 下を向いている時間が長い。 スマートフォン、洗い物、書き物。うつむく姿勢が続くと、首とえりあしが引っぱられ、その緊張が頭のうしろまで届きます。
- 奥歯をかみしめている。 集中しているとき、緊張しているとき、多くの方が無意識にかんでいます。こめかみのあたりがかたくなるのは、たいていこれが理由です。
- 目を使いすぎている。 目のまわりの筋肉は、おでこから頭のてっぺんへとつながっています。目の疲れは、頭のこわばりとして残ります。
- 眠りが浅い。 からだの緊張がゆるむのは眠っているあいだです。寝苦しい夜が続いた夏のあとは、こわばりが抜けきらないまま秋を迎えることになります。
ここで、頭のつくりについて少しだけ触れさせてください。知っておくと、ほぐす場所が分かりやすくなります。
頭のてっぺんには、筋肉がありません。あるのは、薄い膜のようなものです。その膜を、おでこ側の筋肉と、後頭部の筋肉が、前後から引っぱっています。ハンモックの両端を持っているような形です。
ですから、てっぺんそのものをいくら押しても、あまり動きません。動かしたいなら、引っぱっている両端のほう、つまりおでこと後頭部をゆるめる必要があります。あとでお伝えするほぐし方が、えりあしから始まるのはそのためです。
そしてもうひとつ。おでこ側の筋肉は、眉を上げる動きとつながっています。目が疲れて、無意識に眉を持ち上げて見る癖がついていると、そのぶん一日じゅう力が入り続けていることになります。夕方になるとおでこが重い、という方は、ここが張っていることが多いのです。
この夏は、これに加えて特別な負担がありました。日ざし、汗、冷房の乾燥です。頭皮のうるおいが減ると、皮膚は伸びにくくなります。夏を越えた8月の終わりは、1年のなかでも頭皮がこわばりやすい時期といえます。
夏の頭皮に何が起きているかは、夏の頭皮は、こわばっているでくわしくお伝えしました。かゆみやにおいが気になっている方は、残暑の頭皮のかゆみもあわせてご覧ください。こわばりと乾燥は、同じところから来ています。
そして、こわばった頭皮は、髪にも関わってきます。髪は頭皮から生えてくるものですから、土台がかたいままでは、根元の立ち上がりも変わってきます。分け目が目立つ、ボリュームが出にくいというお悩みの背景に、頭皮のこわばりがあることは少なくありません。この話は40代から「分け目・ボリューム」が気になり始めたらにまとめています。
おうちでできる、3分の頭皮ほぐし

ここからは、実際にほぐしていきます。3分です。長くやる必要はありません。むしろ、力を入れて長くやるほうが、頭皮を傷めます。
やる時間は、シャンプー中か、お風呂上がり。頭皮がやわらかくなっているときが向いています。乾いた状態でやるなら、指が滑らないので、こすらないように気をつけてください。
- えりあしから、上へ。(1分)両手を首のうしろに当て、指の腹で押しながら、少しずつ上へ進みます。ここは1日の緊張がいちばんたまる場所です。押して、離して、を繰り返してください。
- 耳の上を、円を描いて。(1分)親指以外の4本を耳の上に置き、皮膚ごと、ゆっくり円を描きます。指は滑らせません。ここがゆるむと、こめかみのあたりが軽くなります。
- てっぺんを、寄せて集める。(1分)両手を頭の左右に当てて、皮膚を頭のてっぺんへ寄せるように、押し上げます。そのまま3秒とめて、ゆっくり離す。これを何度か繰り返します。
コツは、指を動かすのではなく、皮膚を動かすこと。指が髪の上を滑っているときは、頭皮は動いていません。爪は立てないでください。かゆみのもとになります。
やり終わったら、もう一度てっぺんを動かしてみてください。さっきより動くようになっているはずです。この「動くようになった」という感覚を覚えておいていただくと、次からの目安になります。
あわせて、やらないほうがよいことも3つお伝えしておきます。良かれと思ってやっている方が多いところです。
- 強く押す、長くやる。 痛いほど押すと、皮膚はかえって身構えます。気持ちがいいと感じる強さが、いちばん届く強さです。
- かたいブラシで叩く。 頭を叩く道具をお使いの方がいますが、力の加減が難しく、髪の生えぎわを傷めることがあります。使うなら、先が丸い、やわらかいものを選んでください。
- たたきながら引っぱる。 髪をつかんで引くのは避けてください。頭皮ではなく、髪の根元に負担がかかります。
そして、やる日の状態も見てください。頭皮に赤みやかゆみがあるとき、日焼けをしたあとは、その日は休みましょう。荒れているところをさわると、刺激になります。
大切なのは、毎日やろうとしないことです。3日で忘れてしまう習慣より、お風呂に入ったときの、気が向いた日だけのほうが長く続きます。週に2回でも、続くほうがずっと意味があります。
🌿 今日のワンポイント ほぐしたあとに何か塗るなら、頭皮用のものを選んでください。髪用のオイルやトリートメントを地肌につけると、毛穴のまわりに残ってべたつきの原因になります。
自分の手では、届かないところがある

おうちのほぐしは、続けていただく価値があります。そのうえで、正直に申し上げておきたいことがあります。ご自分の手では、届かないところがあります。
まず、後頭部の下のほう。腕を上げて後ろに回すと、どうしても力が入りません。ここは、こわばりがいちばんたまる場所のひとつです。
そして、力の入り方が偏ること。自分でやると、利き手の側だけが強くなります。先ほどのチェックで左右差を感じた方は、そのままの偏りでほぐしていることになります。
さらに、自分の頭皮の状態が見えないこと。かたいのか、乾いているのか、皮脂が残っているのか。感覚だけでは、判断のしようがありません。
HARUのヘッドスパでは、マイクロスコープで頭皮をご一緒に見るところから始めます。そのうえで、こわばっている場所を確かめながら整えていきます。後頭部も、えりあしも、ご自分では届かないところに手が入ります。
そして、HARUがいちばん大切にしているのが、頭皮とお顔を、同じ日に整えられることです。上の皮膚をゆるめてからお顔のお手入れに進むので、一枚の皮という考え方が、そのまま施術の流れになっています。糟屋郡ではまだ数少ない組み合わせで、同日ケアのページにくわしくまとめました。
施術のあと、多くの方が最初におっしゃるのは「目が開けやすい」という言葉です。お顔の印象は、こうした小さな変化の積み重ねで見えてくるものだと、私たちは考えています。
この記事のまとめ
- 頭とお顔の皮膚は一枚でつながっていて、上のこわばりは下の印象に関わる
- 確かめ方は3つ。てっぺんを動かす、耳の上を押す、左右をくらべる
- 頭皮がかたくなる理由は、うつむき姿勢・食いしばり・目の疲れ・眠りの浅さ
- おうちのほぐしは3分。指ではなく、皮膚を動かす
- 後頭部・力の偏り・状態の確認は、自分の手では届かない
まずは1回、「つながり」を確かめてみる

頭皮とお顔のつながりは、言葉で聞くより、一度体験していただくのがいちばん早いと思っています。
¥1,000の頭皮診断+カウンセリング+ヘッドスパ(60分)は、その入口です。マイクロスコープでご自分の頭皮を見ていただき、こわばっている場所を確かめながら、ゆっくり整えていきます。施術への移行を強要することは一切ございません。
お顔のほうも気になっているという方は、フェイシャルのページや、髪と肌をまとめて整える同日ケアもご覧ください。初めての方には初めての方へに、当日の流れをまとめています。宇美町・糟屋郡から通いやすい、完全予約制のプライベートサロンです。
※ 美容室HARUは美容を目的としたサロンであり、医療機関ではありません。医療行為や特定の変化を保証するものではなく、感じ方には個人差があります。


