サロンでのお手入れと、おうちのお手入れ|どちらもやる意味と、秋の組み合わせ方
サロンに行けば家では何もしなくていい? 実はその逆です。サロンでしかできないことと、おうちでしかできないことの役割分担、そして秋に見直したい順番を、宇美町の頭皮ケア×フェイシャルサロンHARUがお伝えします。
「サロンに通えば、家ではそんなに頑張らなくていいですよね?」
カウンセリングのときに、ときどきこう聞かれます。お気持ちはとてもよく分かります。せっかくお金と時間をかけてお手入れを受けるのですから、そのぶん日々の手間は減ってほしい。当然の期待だと思います。
けれど、正直にお答えすると、答えは逆です。 サロンでのお手入れが活きるかどうかは、そのあとのおうちでの過ごし方でほとんど決まります。
とはいえ、「だから毎日たくさん頑張ってください」と申し上げたいわけではありません。むしろ逆で、やることを減らして、残した分だけを続けていただきたいのです。この記事では、サロンとおうちの役割分担を整理して、9月後半のいま、何から見直すといいのかをお話しします。
「サロンに行けば、家では何もしなくていい」ではありません

まず、いちばん大事なところから。
肌も髪も、毎日変わり続けている場所です。サロンにお越しいただくのは、多くても月に1回。時間にすると、1か月およそ720時間のうちの1時間か2時間です。残りの718時間をどう過ごすかのほうが、量としては圧倒的に多い。
では、サロンに行く意味がないのかというと、そんなことはまったくありません。1時間のお手入れには、718時間ではできないことが詰まっています。そして反対に、718時間のほうにも、サロンでは絶対にできないことがあります。
この2つは、どちらかがあればいいというものではなく、やっている仕事がそもそも違うのです。ここを分けて考えられるようになると、お手入れの迷いがずいぶん減ります。
💡 豆知識 月1回のサロンは、1か月のうち0.2%ほどの時間です。残りの99.8%を支えるのがおうちのお手入れ。どちらが上ということではなく、担当している仕事が違います。
サロンでしかできないこと、おうちでしかできないこと

具体的に分けてみます。
見る
サロンでしかできないこと
顕微鏡で頭皮を拡大して見る/第三者の目で状態を見る
おうちでしかできないこと
毎日の小さな変化に気づく
する
サロンでしかできないこと
専用の機器を使ったお手入れ/自分では届かない場所をゆるめる
おうちでしかできないこと
毎日の落とす・うるおす・守るを積み重ねる
決める
サロンでしかできないこと
いまの状態に合わせて、次にやることを決める
おうちでしかできないこと
決めたことを、生活のなかで続ける
こうして並べると、はっきりします。サロンは、「見て、方向を決める」場所。おうちは、「決めたことを積み重ねる」場所です。
方向が決まっていないまま毎日頑張ると、合わないお手入れを毎日重ねてしまうことになります。反対に、方向だけ決めても積み重ねがなければ、1時間ぶんで止まります。
とくに大人の肌と頭皮は、変化がゆっくりです。ある日突然、目に見えて何かが起こるわけではありません。小さいことを、合っているやり方で、続けた分だけ。 地味な話ですが、これがいちばん確かな道です。
もうひとつ、おうちにしかできない大事な仕事があります。「気づく」ことです。毎日ご自分の顔と髪を見ているのは、ご本人だけです。いつもより乾いている、いつもよりごわつく。その気づきを次のご来店のときに教えていただけると、サロン側が見る精度も上がります。お客様は、いちばん近くで観察している人でもあるのです。
反対に、サロン側にしか分からないこともあります。それは「比べられる」ということです。ご自分の頭皮だけを見ていても、それが乾いているのか、ゆるんでいるのか、判断のしようがありません。比べる相手がいないからです。たくさんの方の頭皮を見てきた目で見ると、その方がいまどのあたりにいるのかが分かります。
「自分では気になっていたけれど、見てもらったら思っていたほどではなかった」。これも、実はよくあることです。気にしすぎてお手入れを増やしすぎている方に、減らしてくださいとお伝えする日もあります。そういう判断は、鏡の前だけでは難しいところです。
秋のホームケアで、まず見直したい3つ

では、9月後半のいま、おうちで何から見直すといいのか。HARUがお伝えしているのは次の3つです。順番にも意味がありますので、上から見ていってください。
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落とし方を、秋のやり方に戻す。 夏のあいだ、皮脂やUVケアを落とすために洗浄力の強いものを使っていた方は多いはずです。夏にはそれが合っていました。けれど、湿度が下がりはじめた今の肌に同じものを続けると、必要なうるおいまで持っていかれます。まずはいま使っているものを「秋の肌にはきつくないか」という目で見てみてください。落とす工程の考え方は化粧水より前に、まず『落とす』を見直すでくわしくお話ししています。
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うるおいは、入れてから、ふたをする。 洗ったあとの肌は無防備です。水分を入れる工程と、逃げないように重ねる工程。この2つがそろって、ひとつのお手入れになります。どちらか片方だけだと、置いたそばから乾いていきます。順番については『落とす』の次は、うるおいで満たすをご覧ください。
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頭皮も「肌」として扱う。 ここが抜けている方が本当に多いところです。お顔には化粧水をつけるのに、頭皮には何もしていない。けれど頭皮は、お顔とひとつづきの一枚の皮です。お顔だけ一生懸命に整えても、土台が乾いてこわばっていれば、感じ方は変わりにくいものです。まずは洗ったあとにしっかり乾かす、爪を立てずに洗う。買い足さなくてもできることから十分です。
この3つに共通しているのは、何かを増やす話がひとつもないということです。いま持っているものの使い方と順番を整えるだけ。それで手ざわりが変わったと感じる方が、とても多いのです。
🌿 今日のワンポイント 見直す順番は「落とす → うるおす → 頭皮」。新しいものを買うのは、この3つを整えたあとで間に合います。
全部そろえなくて大丈夫。買う順番の話

ホームケア用品のご相談をいただくとき、HARUがいちばん気をつけているのは、一度にそろえていただかないことです。
理由は3つあります。
- 合うかどうかは、使ってみないと分からないから。 一度に3つ変えると、もし合わないものがあったときに、どれが原因なのか分からなくなります。ひとつずつ変えていくほうが、結果的に近道です。
- 続く金額でないと意味がないから。 1か月だけ良いものを使って、翌月からやめてしまうのでは、積み重なりません。3か月続けられる金額かどうかを、遠慮なく基準にしてください。
- 順番によって、効いてくる場所が違うから。 落とすものを変えるのと、美容液を足すのとでは、感じられるまでの時間が違います。土台からのほうが、変化に気づきやすい方が多いです。
HARUは、無添加のスキンケアを扱うドクターリセラの取扱店です。ただ、お越しいただいたその日に何かをお持ち帰りいただく必要は、まったくありません。 まずはいまお使いのものを教えていただいて、「続けていいもの」と「秋には合わないかもしれないもの」を一緒に仕分けするところから。それだけで用が足りることも、よくあります。
「今のままでいいですよ」と申し上げることも、正直よくあります。それでいいのです。無理に増やしていただくためのご案内ではありません。
もし1つだけ変えるとしたら、どこからか。多くの方にお伝えしているのは、落とすものです。毎日必ず使うものですし、土台をつくる工程だからです。新しい美容液を1本足すより、洗う・落とすを変えたほうが、手ざわりの違いに気づきやすい方が多くいらっしゃいます。
そして、変えたら1か月は同じものを使ってみてください。肌が生まれ変わるリズムは、年齢とともにゆっくりになります。 1週間で判断してしまうと、本当のところが分からないまま次に移ってしまいます。焦らずに、ひとつずつ。
続けられる形にしておくことが、いちばん大事です

最後に、いちばんお伝えしたいことを。
丁寧なお手入れの手順を10個お伝えして、3日でやめてしまわれるくらいなら、2つだけお伝えして3か月続けていただくほうが、ずっと良いとHARUは考えています。
続かない原因は、やる気ではありません。ほとんどの場合、手順が多すぎるか、置き場所が悪いかのどちらかです。
置き場所の話は、意外と効きます。洗面所の引き出しの奥にしまってあるものは、忙しい朝には使われません。手に取る場所に出ているものだけが続きます。お手入れを増やしたいときは、気合いを入れる前に、まず置き場所を変えてみてください。
手順の数についても、目安をお伝えしておきます。朝と夜を合わせて、「毎日やること」は5つまでにしておくと、だいたいの方が続けられます。それ以上は、余裕のある日だけの追加分と考えてください。全部を毎日の枠に入れてしまうと、できなかった日に「今日もできなかった」が積み重なって、そのうち全部やめてしまいます。
そして、できなかった日を責めないこと。 疲れて何もせずに寝てしまう日は、誰にでもあります。肌も髪も、一日の抜けで台なしになるようなものではありません。次の日にまた戻ればいいだけです。
「ちゃんとできていないから、サロンに行くのが気まずい」とおっしゃる方もいます。けれど、できていないところを見つけに来ていただいているわけではありません。できなかったなら、続けられる形に変えればいいだけです。そのために来ていただくようなものだと思っています。
秋から冬にかけては、空気が乾いていく季節です。福岡はまだ暑い日が続いていますが、湿度のほうは夏のピークから確実に下がりはじめています。同じお手入れを続けていても、周りから奪われる量だけが増えていく時期だと思ってください。
ここで整えた形は、そのまま冬を越す土台になります。12月や1月になってから慌てて立て直すより、乾きはじめの今のうちに、無理のない形を決めておく。それが、この先の数か月をいちばん楽にしてくれます。
この記事のまとめ

- サロンは月1回でおよそ1〜2時間。残りの718時間を支えるのがおうちのお手入れです
- サロンは「見て、方向を決める」場所、おうちは「決めたことを積み重ねる」場所。仕事がそもそも違います
- 秋に見直す順番は、1. 落とし方を秋に戻す、2. うるおいを入れてふたをする、3. 頭皮も肌として扱う
- ホームケア用品は一度にそろえないこと。ひとつずつ、3か月続けられる金額で選ぶのが近道です
- 手順を10個やって3日でやめるより、2つを3か月続けるほうがずっと良い。置き場所を変えるだけでも続きやすくなります
方向を決めるところから、一緒に

おうちで何をすればいいか分からないのは、いまのご自分の状態が分からないからです。そこがはっきりすれば、やることは自然に絞られます。
初回¥1,000の頭皮診断+カウンセリング+ヘッドスパ(60分)は、その方向を決めるための時間です。顕微鏡でご自分の頭皮を見ながら、この秋に何をして、何をしなくていいかを一緒に整理します。施術への移行を強要することは一切ございません。
お顔のほうが気になる方は、初回¥5,000のフェイシャル(Revcella・60分)から。髪と肌をまとめて整えたい方には、HARUトータルケア(¥17,000・120分)もご用意しています。完全予約制ですので、ゆっくりお話ししながら進められます。
髪と肌を同じ日に整える考え方は同日ケアのご案内、頭皮ケアの内容は頭皮ケアのご案内をご覧ください。
※ 美容室HARUは美容を目的としたサロンであり、医療機関ではありません。医療行為や特定の変化を保証するものではなく、感じ方には個人差があります。


