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40代・50代から増える「女性の抜け毛」5つの原因をやさしく解説

最近、抜け毛が増えた気がする——。40〜60代の女性の抜け毛には、男性とは違ういくつかの原因があります。年齢・体のゆらぎ・頭皮環境・季節・ヘアケアの5つの視点から、宇美町HARUがやさしく整理しました。

40代・50代から増える「女性の抜け毛」5つの原因をやさしく解説

「シャンプーのとき、排水口の髪が増えた気がする」「ブラシに絡む量が前より多い」——。

40代・50代を過ぎたころから、こうした“抜け毛のサイン”に気づく女性が増えてきます。けれど、原因がわからないまま、ひとりで不安をためこんでしまう方がとても多いのです。

宇美町のHARUでも、カウンセリングでいちばん多くうかがうのがこのお話です。そして、お話をよく聞いていくと、「これがいけなかった」というたったひとつの犯人が見つかることは、ほとんどありません。 たいていは、いくつかの小さな変化が同じ時期に重なっています。

女性の抜け毛は、男性のものとは仕組みがちがいます。まずは「なぜ起きるのか」を知ることが、いちばんの安心につながります。

この記事を読み終えるころには、大人の女性に多い5つの原因と、いまのご自分がどれに当てはまりそうかを見分けるための手がかりが分かります。

原因1:髪そのものが、細くやわらかくなる

年齢とともに髪が細くやわらかくなるイメージ

年齢を重ねると、髪は1本1本が細く、やわらかくなっていきます。同じ本数が生えていても、1本が細くなるだけで全体のボリュームは少なく見えます。「抜けた」というより「細くなって頼りなくなった」と感じるのが、大人の女性の特徴です。

髪には、生えて伸びて抜けるまでの決まったサイクルがあります。1本の髪は何年もかけてゆっくり太く伸び、役目を終えて抜け、また新しい髪に入れ替わります。年齢を重ねると、この1本あたりの伸びる期間が少しずつ短くなっていくと考えられています。じゅうぶんに太くなる前に抜けてしまうので、全体として細い髪の割合が増えていきます。

だから、大人の女性の変化は「ある日突然たくさん抜けた」という形ではなく、気がついたときにはもう手ざわりが変わっていた、という形で表れます。

ご自分でも気づけるサインがあります。

  1. 髪を結ぶときの、ゴムの巻き数が増えた。 以前は2周でちょうどよかったのに、3周しないとゆるくなる。
  2. 結んだ束が、前より細く感じる。 手のひらでにぎったときの太さは、記憶に残りやすい変化です。
  3. 朝のブローが夕方まで持たなくなった。 髪が細くなると、根元が立ち上がった状態を保ちにくくなります。
  4. 分け目の線が、前より広く見える。 髪が細いと地肌の光が透けやすくなります。

💡 豆知識 ゴムの巻き数は、ご自分の髪の変化を知るいちばん身近なものさしです。数字で覚えておくと、半年後・1年後に落ち着いて見くらべることができます。

こうした変化は、年齢を重ねればどなたにも起こることです。ご自分の手入れが悪かったからではありません。まずは「責めない」ところから始めてください。

髪の太さとボリュームの関係については、40代から髪のボリュームが減る本当の理由 でくわしくお話ししています。

原因2:女性ならではの、体のゆらぎ

女性の体のリズムの移り変わりのイメージ

女性は、年齢とともに体のリズムが大きく移り変わる時期を迎えます。その変化は、髪のハリやコシ、抜け毛の感じ方にも影響することがあります。これは自然な移り変わりであって、ご自分を責める必要はまったくありません。

多くの方が「前と何かちがう」と感じ始めるのが、40代の後半から50代にかけての時期です。ただ、始まる年齢も、感じ方の強さも、続く長さも、本当に人それぞれです。まったく気にならないまま過ぎる方もいれば、一時期だけ強く感じる方もいます。

出産を経験された方は、産後にごっそり抜けて驚いた、という記憶があるかもしれません。そしてしばらくすると、自然に落ち着いていった。体のリズムと髪が結びついていることを、すでに一度実感されているわけです。年齢による変化も、同じように「体の側で起きていること」が髪に表れている状態です。

この時期に大切にしていただきたいのは、次の2つです。

  1. 短期間で判断しない。 体のゆらぎによる変化は、数週間では答えが出ません。少なくとも2〜3か月は、落ち着いて様子を見る目で見ていただきたいところです。
  2. 睡眠と食事を、ケアの一部として数える。 髪は体の後回しにされやすい場所です。体が疲れているとき、髪はいちばん先に元気をなくします。高価なケア用品を足すより、休む時間を確保するほうが先です。

なお、抜ける量が明らかに多い状態が2〜3か月以上続くときや、地肌の一部だけが目立って気になるとき、かゆみや痛みをともなうときは、美容室ではなく皮膚科など医療機関にご相談ください。私たちがお手伝いできるのは、あくまで美容の範囲です。そこは正直にお伝えしています。

原因3:頭皮という「土台」のゆらぎ

髪の土台である頭皮のバランスのイメージ

髪は、頭皮という畑の土から生まれてきます。土が乾いていたり、かたくなっていたりすると、そこから伸びるものにも影響が出ます。抜け毛が気になるときほど、髪ではなく頭皮を見てあげることが大切です。

頭皮のゆらぎは、大きく3つの方向で起こります。

  1. 乾燥に傾く。 洗ったあとにつっぱる、細かいフケが出る、かゆみが出る。エアコンの効いた部屋で長く過ごす方に多く見られます。
  2. 皮脂に傾く。 夕方になるとべたつく、根元がぺたんとする、ニオイが気になる。乾燥を感じている方でも、内側は乾いて表面だけ皮脂が出ている、という状態はよくあります。
  3. こわばる。 指で押しても頭皮が動かない、頭が重い、肩や首もかたい。パソコンやスマホを見る時間が長い方に多い状態です。

このうち3つめの「こわばり」は、ご自分でもすぐ確かめられます。

🌿 今日のワンポイント 両手の指の腹を頭のてっぺんに当てて、皮膚ごと前後に動かしてみてください。頭皮がふわりと動けばゆるんだ状態、指だけがすべって皮膚が動かなければ、こわばっている状態です。後頭部と比べると差が分かりやすくなります。

HARUでは、高倍率の顕微鏡で頭皮をモニターに映してご覧いただいています。毛穴の状態、1つの毛穴から生えている髪の本数、皮脂の様子、髪の太さのばらつき。鏡では見えないものが、画面に映すとはっきり分かります。 ご自分の頭皮を見て「思っていたのと違った」とおっしゃる方は、とても多いです。

大切なのは、乾燥している方と皮脂が多い方では、選ぶべきケアが逆になることです。状態を知らないままケアを足すと、良かれと思ったことが裏目に出ることがあります。ここが、頭皮を先に見ていただきたいいちばんの理由です。

頭皮とお肌が一枚につながっている話は 頭皮を整えると、なぜ“顔の印象”まで変わるの? にまとめています。診断で実際に何が分かるのかは 頭皮って、見てもらうと何が分かるの? をどうぞ。

原因4:季節のダメージ、とくに「夏」

夏の紫外線や汗による季節の頭皮ダメージのイメージ

強い紫外線、汗、皮脂、エアコンの乾燥。夏の頭皮は、思っている以上に負担を受けています。

見落とされやすいのが紫外線です。頭のてっぺんは、体のどの部分よりもまっすぐ日ざしを受ける場所です。お顔には日焼け止めを塗る方でも、分け目に何かをする方はほとんどいません。日傘や帽子を使っていても、分け目の線だけは無防備になりがちです。

そして、夏に受けた負担は、その場では表に出ません。髪には伸びるまでの時間があるため、影響が見えるのは数か月あとになります。夏に土が痩せて、秋に収穫量が落ちる、というイメージが近いかもしれません。

だから、9月ごろに「急に抜けるようになった」と感じる方が増えます。実際には急に始まったのではなく、夏のあいだに静かに進んでいたものが、このタイミングで表に出てきた形です。

福岡では、9月に入っても、年によっては10月ごろまで暑い日が続きます。 暦の上ではもう秋でも、頭皮にとっての夏はまだ終わっていません。「もう秋だから大丈夫」と切り替えず、暑さが続いているあいだは夏のケアを続けていただくほうが安心です。

もうひとつ、覚えておいていただきたいことがあります。季節による抜け毛には、始まりと終わりがあります。 一般に、秋の抜け毛は11月の下旬から12月ごろには落ち着いていくと言われています。増える時期があるということは、落ち着く時期もあるということです。ここを知っているだけで、慌てて何もかも変えてしまう失敗を避けられます。

くわしくは その秋の抜け毛、夏の頭皮から始まっています と、9月の抜け毛は、いつまで続く? をどうぞ。

原因5:毎日のヘアケアの“ちょっとした負担”

毎日のヘアケアが頭皮の負担になっているイメージ

よかれと思って続けている習慣が、頭皮の負担になっていることもあります。ここは、今日から自分で変えられるという意味で、5つの中でいちばん動かしやすい部分です。

とくに多いのが、次の5つです。

  1. 予洗いが短い。 シャンプーをつける前に、お湯だけで流す時間です。ここを1分ほどとると、汚れの大半は落ちます。予洗いが短いと、その分シャンプーを多く使い、こすってしまうことになります。
  2. すすぎが足りない。 洗う時間より、すすぐ時間のほうを長くとってください。すすぎ残しは、かゆみやべたつきのもとになります。ご自分では「もう充分」と感じたところから、あと30秒が目安です。
  3. 濡れたまま自然乾燥している。 濡れた頭皮は、いちばんゆるんで無防備な状態です。ドライヤーは髪の毛先ではなく、根元から風を入れて頭皮を先に乾かすのが順番です。
  4. 何年も同じ分け目のまま。 同じ場所で分け続けると、その線の地肌だけが日ざしを受け続け、髪も同じ方向に倒れたままになります。分け目は、ときどき1センチずらすだけで印象が変わります。
  5. 強く結んでいる、引っぱっている。 毎日きつく同じ位置で結ぶと、生えぎわに負担がかかり続けます。結ぶ位置を日によって変える、家では下ろす。それだけで負担は減ります。

抜け毛が気になり始めると、逆に「洗う回数を減らそう」とされる方がいます。 けれど、洗わずにいると皮脂や汚れが毛穴にとどまり、かゆみやニオイのもとになります。抜け毛が怖くて洗えない、という気持ちはとてもよく分かるのですが、ここは向きが逆になりやすいところです。

シャンプーの回数に迷ったときは 抜け毛が怖くて、シャンプーを1日おきにしていませんか を読んでみてください。抜け毛の本数が気になる方は 抜け毛は1日何本まで? が目安になります。

やさしく洗い、しっかりすすぎ、根元から早めに乾かす。この基本だけでも、頭皮の環境は変わります。

大切なのは、原因を「ひとつに決めつけない」こと

複数の原因が重なり合う女性の抜け毛のイメージ

ここまで5つお話ししてきました。大人の女性の抜け毛は、このうちのどれかひとつではなく、いくつもが重なって起こります。

たとえば、もともと髪が細くなってきていた方が、夏に紫外線を受け、体のリズムの変わり目と重なり、そこへ「抜け毛が怖いから洗う回数を減らそう」という判断が加わる。こうなると、ご自分ではもう何が効いているのか分からなくなります。

だからこそ、ネットで見つけた情報ひとつに当てはめて決めつけないでいただきたいのです。同じ「抜け毛」でも、乾燥している方と皮脂が多い方では、やるべきことが正反対になります。

セルフケアで様子を見てよい場合と、一度見てもらったほうがよい場合の、おおまかな目安をお伝えします。

  • しばらく様子を見てよい: 夏の終わりから増え、増え方がゆるやかで、地肌の見え方は前と変わらない。この場合は季節のものである可能性が高く、洗い方と乾かし方を整えながら2〜3か月見ていきます。
  • 一度見てもらったほうがよい: 増えた状態が2〜3か月以上続く、分け目や頭頂部の地肌が前より目立つ、かゆみやべたつきが取れない、何をすればいいか分からず手が止まっている。

この記事のまとめ

  1. 大人の女性の変化は「抜けた本数」より、1本が細くなることから始まります。
  2. 体のリズムの移り変わりは自然なことで、ご自分を責める必要はありません。
  3. 頭皮は乾燥・皮脂・こわばりの3方向にゆらぎます。方向によって、正しいケアは逆になります。
  4. 夏の負担は数か月遅れて表に出ます。福岡では暑さが続くあいだ、夏のケアを続けてください。
  5. 洗い方・乾かし方・結び方は、今日から自分で変えられる部分です。

いまのご自分の状態を知ることが、遠回りに見えていちばんの近道です。具体的なケアの順番は 抜け毛が気になり始めたら|今日からのおうちケアと、サロンでの整え方、分け目やボリュームが気になる方は 40代から「分け目・ボリューム」が気になり始めたら にまとめました。

まずは1回、自分の頭皮を見てみることから

まずは自分の頭皮を見てみる頭皮診断のイメージ

抜け毛のお悩みは、放っておくと気になり続けます。けれど、まず「今の状態を知る」だけで、気持ちはずっと軽くなります。分からないまま不安でいる時間が、いちばんつらい時間だからです。

¥1,000の頭皮診断+カウンセリング+ヘッドスパ(60分・初回限定)は、そのための入口です。顕微鏡でご自分の頭皮を一緒に見て、いまどの方向にゆらいでいるのかを確かめ、そのうえで今日から続けられるケアをご提案します。施術への移行を強要することは一切ございません。

「自分の頭皮を見てみたい」という気持ちだけで、お気軽にどうぞ。宇美町ひばりが丘の完全予約制プライベートサロンで、ゆっくりお話を聞かせてください。

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頭皮も肌もまとめて整えたい方は、同日ケアのご案内 と スカルプケアのページ もあわせてどうぞ。


※ 美容室HARUは美容を目的としたサロンであり、医療機関ではありません。医療行為や特定の変化を保証するものではなく、感じ方には個人差があります。

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